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  2014年 01月の日記

 10月29日 昨日吾妻山が初冠雪だったそうで 数日冷えすすむ 庭の紅葉進む

 数日かかって 数十年間の間に手間=多量のお金を掛けて作った my建築模型を解体しゴミとして捨てる。ほぼ大物は捨てたが まだ小さな模型は残っている。

 自分の人生の記録=my建築の記憶を自ら捨て去る行為なので とても疲れる。が よき人生として閉じるためには自ら記憶を消すは不可欠な行為だと思う

裸で生まれ来て 数十年かかって なんと多量なゴミを身につけちゃったんだろう!! 手に取ると模型制作時=計画を考えた時の記憶が立ち上がるので 手が止まるので 処分し続けてるようでも なかなか綺麗さっぱり無くならない。 自分の強欲と未練垂れ野郎〜そのの醜さを知る

 俺が死んでからは、残ったしまうだろう 図面や模型は 他者にとっては単なるゴミや 邪魔、迷惑なな〜品々でしかない

 今までの記憶を日々丹念に消し、動物の様に今日だけのことを考え生きる。それはよいことのように思う。 身辺を軽くし尽くして 死に向かう日々=老後の生き方。生を軽快する術。 今後何年生きるかは知らないが いつ死んでも他者に迷惑を掛けぬ為の不可欠な身構えのように思う。

 老後には広すぎる〜自分でつくった 我が家も他者にとっては ゴミ同然なので 解体したのだが・・・ 

 世間ではようやく空屋問題が顕在化して きている。福島は都市間競走で負けつづけ地価も大方が下落する   空き家で迷惑になるだろう  さっさと 解体だろうな

  
 


 10月17日  

 仙台my長男部屋に泊まり 早起きし仙台空港へ。 1年ぶりに帰国してたmy長女を見送るため。朝から賑わっている空港〜 ひっきりなしに飛ぶジェット機
    
■昨夜はmy長男と3人で見送り 刺身付きだ〜ワイワイ呑みをし 解決しなければ問題を色々話し合う。それぞれの能力が活かせる選択肢の数々は共有できたと思う。どの路を選び豊かな人生を手に入れるかは、それぞれの能力と運と努力だろう。
 my長女は 昨夜一晩中荷造りや不要な品々を片付けていた隣の部屋でねてたのでやや寝不。フクシマの家に戻り昼寝をする。不要なmy子の品々処分するために来週後半は仙台で片付け作業。 my仕事場も片付け中にて 方々片付け三昧

■午後 我が家の放射線測定のため大勢やってくる。どのうに除染するかは 月曜日午後ワイワイすることになる。 3年半たってようやく我が家も除染作業が始まるようだ。

■昨日は赤坂に行き スティーヴンホール様の講演を聴く 時間前に赤坂をツバメの仲間2人と合流し逍遙したりランチしたりし久しぶりにワイ会い。建築的変人ってオモロイ 仲間と一緒だったが 年齢差は40歳前後なので 孫と聴講な感じですが 英語で専門的な内容を質問するので 彼らは断然優秀です
  

 10月15日  

■人生60年で溜まりに貯まった物や本を毎日処分しつづけている。それにしても他者から見ればただのゴミを お金を支払ってよくもまーこんなに集めたものだ。まだまだ掛かりそう

■ 家人に13日来客があり、いとも普通の対話を40分ほどしていたが 無理がたたり昨日今日と 極めて体調不良にて 被害妄想で覆い尽くされているような 会話の内容と不機嫌さ。 お金をとられた、室内が汚されているなど ネガティブな内容を吐き続ける。 やはり 適度な刺激ある交流というのも程度が分からない。トライアンドエラーを続けて 日々暮らすしかない。

2目になってもまだ収まらない家人の苛立ち、帰国my子の交流時より激しいストレスが掛かっていたことが分かる。あまりにも正常な対応だったことに驚いていたのだが やはり 無理に対面を保つのに脳が疲れた〜んだね

■ 昨日は帰国のmy子とワイワイす。専門家なので家人の病のみたてかたが適切だと思うなり。 


■ 花田教授の伝言を更新する

 弁別する理性

今日の朝日新聞をめぐる現象の特色は何か。雪崩現象の中でさまざまの側面が渾然一体として取り扱われていることである。渾然一体化は生産的な議論を生まないし、危険でさえあり、落とし穴が待っている。そこで、弁別することが必要だ。この現象は大きく分けて二つに区別して観察し、弁別して考える必要がある・・・続きを読む。



 10月10日 薄曇りから 

 ■世界で消費される電力の4分の1は照明に使われている・・・・受賞の 中村教授は、Khosla Venturesが投資しているSoraaのファウンダーでもあるそうだ・・・ 。「LED照明は既存の電力網が利用できない世界の15億人の人々の生活の質を高めることを約束する。消費電力がきわめて低いので、安価な太陽光発電で照明が得られるようになるのだ。」<<記事を読む 

 10月09日 朝方   午後晴れ

 家人は「my子はいい顔になったね」と
 喜びながら昨日の思い出 話しをしている。
 今日は平安なり、新たなスタートの日になったんだなーと
  自覚して 明るく暮らさねばなどと 思いおる 




 10月08日  

昨夜は 日本の企業と争い日本を脱出しアメリカで研究職プロフェッサーを含む日本人3人がノーベル物理学賞を受けたとのことで賑わったいた。 日本人は自分で支援努力もせず 他者をも応援もせず 受賞したり スポーツの世界で勝者になったものを讃えるだけの たんなる 幼児国民であるを示している ように思うな〜なるちゃん民族なのかもなー。 
 中村さんの動機は 日本に対する怒りだそうだ 日本の研究状況に怒りももたず単に不平を垂れ流しながら 雇われ続けてる無能者どもには早く滅亡してもらおうじゃないか などとも思う  そうじゃねーだろうとの反論も出て賑やか 

■ 我が家の周りの除染作業が開始するとのことで

 測量調査に担当者が来る



■my子 一時帰国中だが 病の家人に会いにきてくれる。

家人の様子を見立ててくれて 参考になった。 家人の病は死ぬまで癒えぬのだが、少しでも自由にストレスの無い暮らしにする そのことは支援できるだろうから入院はさせない 長期戦で疲れるけど時々気分転換しながら暮らして


■my子の話しを 聞いての感想だが  外国のプロフェッサーの研究者などに対する姿勢と 文理系をとわず T 大学の教職の面々のそれとを比べると 後者はいたって 社交に優べた スキル無し 周りから偉そうに扱われたいだけ、 精神力も独尊味で情報発信と社交力が弱いように感じるな。プロフェッサーの世界標準でみれば 極めて幼児性で内向き志向が高いことが分かる印象をもった。

今日は根拠無きことを 書きすぎているな〜


 10月07日  昨日の午後台風が通過し夕方からはれだした

 低気圧が近づくと家人は精神が不安定になることは常で、部屋に侵入し床に水をまいたなどと被害妄想語がとぎれなく昨日はご機嫌斜めだったが、今日はけらけら笑いたわいのない内容をよく話す。

日々 起きて、昼間近、夕方と3度のシャワー欲は 雨が降ろうが風が吹こうが途切れることはない。で、夏場は体一面発疹のような赤ぽっちが出まくりで ガムテープの接着材の害が出たかと心配したが あせもだけのようだった。 
 日に三度シャワーして疲れないのか 肌荒れしないのかと見てて心配にもなる。

 被害妄想からうまれる奇妙な行動を 見てるとグッタリすることがあるが、大らかに受け止め病院に閉じ込めておくよりは 家人の人権侵害にならないと考える。 閉じ込めて活動するか 病と共に生きるか どちらも正常な生活を営もうとすると ストレスが発生し難しいだろう。ようは状況に合わせ生きしかない、だが この10数年はまともな建築家として生活してない、と思うなり。これも宿命なので素直にうけとめて暮らすなり

 

■ 5日曇空だったが外国で研究し働いてmy子が一時帰国したので 出迎えに仙台空港に行く。 11時過ぎに成田を経由して仙台空港に着く。 充実した顔をしていた(仙台時代は辛そうな顔だったように見えたので) 駄弁りながら昼飯。 俺は白身の魚フライ定食、子は鉄火丼を食べる。 外国言語は聞き取れるのだそうだがすーっと話せるまでにはなっていないんだそうだ。研究職場は英語なんでストレスは無いとのこと。 お土産にドイツ樽ビールをいただく 5リッター入りなのでさぞ運搬に苦労したことだろう ご苦労ありがとう。

 my長男の家=花壇に移動し 外国での生活などについてワイワイ。my長女周りの外国の人々は異邦人にも親切であることがとてもよく分かるレクチャーであった。

夕方時差呆け調整タイムを取り 夜は my長男と三人で近くの居酒屋でワイワイ。皆元気でなによりである。 
 

■スティーヴン・ホール 建築を語る 講演会の招待状が届いていた。他3名も入 場可能と記述あり 友達誘って拝聴しよう。10月16日 16:00〜17:30迄く

■6日久しぶりの早稲田ジャーナリズム研究所のHPを更新する 所長の伝言
 「朝日新聞吉田調書記事取り消し事件」
出来事の名前は重要である。発生した出来事にどのような名前を与えるか。命名の仕方はその出来事の意味の解釈および定義付けを含んでいる。そして、重要なのは、その出来事はその名前ととともに歴史に記録され、人々に記憶されるということである。権力側の視点から命名され、メディアもそれを受け入れた「外務省機密漏洩事件」という名前が「沖縄返還密約事件」に修正されるのに何年を要したことか・・・・(・・続きを読む

 2年前の夏の衆議院選挙 つづく参院選での自民党圧勝にて 極端な右よりの政権になり 公共放送はじめメディアは総じて右圧に耐えられないようだ とうとう朝日も経営者が編集権を踏みにじる行為をおこなってしまうなど とにかく戦前の政治状況 政治家主権国家への路と 日本の企業は武器のセールスを始めたので 軍産国家への路を歩み始めたかのようだ。 暗く重たい戦争参加時代がとうとう始まったのだろうか   

 webにおちてた情報 叙情的かつ情緒的なNHKスペシャル「ドキュメント"武器輸出"防衛装備移転の現場から」



 10月03日  

 藤村龍至さんからいただいた 『批判的工学主義の建築ーソーシャルアーキテクチャをめざして』を読みはじめる 

 万博開催の年に 関西のゼネコンに就職し建築を生業として生きて来たので その当時から今までの建築の何が変わって来たのかを解説してもらっているようで・・・読んでて飽きない。 建築の本を読み始めると眠くなるのことが多いが 意図も明確で 腑に落ちる点も多い、今の時代の問題を共有しているからかもしれない 

いままで会った建築家の中では抜けて異色、らさに 社会を俯瞰する力をもっている若手の登壇 嬉しい限りである。 21世紀初頭の高度情報化、グローバル資本主義社会における 新しい建築家像を提示していて頼もしい限り



 10月02日  

 フクシマについてレポートについて少し考える 

■ 知事選の公開討論会に参加してみる
 全機廃炉は立候補者全員 放射線があるフクシマで子供や観光客をどうまもるかについては意見がわかれた。

 東電テレビ会議を見ていたので 原発事故当時 福島県側が 東電の汚染情報を封じた。県知事なのか副知事なのかは不明だが。 上意下達を継承する 口封じにも荷担しただろう方に各政党が相乗りし トホホな状況だが 圧勝しそうな予感。 
  

 記事がおちていた「放射線防護」「被曝回避」語らぬ”後継者”〜福島市で公開討論会【福島県知事選】        

■ 布野先生から依頼の  佐藤さん 『建築討論』に「「フクシマ」の今」について、レポートしてくれませんか?

■細川政権誕生や民主党政権になって 政権交代の20年たち 311が不幸な出来事がおき 自民党政治だ 強い揺れ戻しがきて どんど政治状況は戦前回帰というか 古い自民党政治に戻ってきちゃって〜 内閣改造では 超右よりの女性議員が大臣に登用され予想通りとなるも リベラルな社会を望んでいる者には 無力感が漂っている のではないだろうか。 2年後までは総選挙がないので この無力感は払拭されないんだろう 世間の人々は せめて景気よよくなれぐらい望むのは仕方ないことだろう 




 10月01日  

■近頃 大人の人格が劣化しちゃっているなーと思う状況に置かれること多し、また網膜の劣化が進んでいるのか 白いタオル・洋服がが真っ赤に変色したなどと言う。記憶違いかもしれない。

■ 被害妄想的発言も残るものの 家人は明るく対話できるようになってきている 

少子高齢化問題について 田舎の田舎からの対策実践例がいろいろ出て来ている。

 元岩手県知事増田さんの 一気に田舎がなくなってしまうよ〜 という考えに対する批評でもあるだろうか。

 まちづくりの人などと接していると色々意見が出て来るようになった

 戦後続けた目的合理の 一人勝ち 一局集中 一気に集め効率のよい同じような人間が住む町をつくると

 結果 50年後は一斉に高齢化タウンになることは自明なのだったが 新しい町には次の世代が住み着かず 2015年問題(高島平団地などの一気高齢化問題)が起きようとしている

島根県中山間地域研究センター研究統括監の藤山浩・島根県立大学連携大学院教授が、「-『市町村消滅』ではなく『田園回帰』へ〜人と地域を「使い捨て」にしない長続きする社会を〜」と題して話し、記者の質問に答えた

 ユーチュウブに動画もおいてあった 島根県内で起きていることが詳細に語られている

■ 軍産国家を めざし着々と解釈改憲しているのは周知の事実だ、一方では大学から 文系を廃止しをすすめている 記事あり 大学を実践的な職業教育をおこなう場にするとのこと 

現 首 相 は5月6日のOECD閣僚理事会基調演説でこう語っている。そうだ「だからこそ、私は、教育改革を進めています。学術研究を深めるのではなく、もっと社会のニーズを見据えた、もっと実践的な、職業教育を行う。そうした新たな枠組みを、高等教育に取り込みたいと考えています。」

  哲学者カントは『学部の争い』(1798年)で大学論を展開した。大学部の学部には、神学部、法学部、医学部上級学部とその基礎をなす哲学部に分類される。上級学部は社会的有用性を持ち国家と結びついているが、国家から自由な哲学部こそが学問の真理性を判断することができると述べている

  カントの生きた時代より進歩しているとは思えない様が展開中。学問の世界を酷い状況に誘導している 近頃の政治は これからも当分続くのだ  日本が関わる戦争が起きないことを望みたいが・・・