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  2015年11月の日記

 10日の日記へ
   

    

 11月30日   観測史上もっとも遅いとの今年 初霜で初氷 

■産地直売場に行きmy子にリンゴを送る。ついでに野菜少々買う
■携帯契約の更新に行く 
■myナンバー届く
■my次男よりドライフルーツと古着が送られてきた。ドライしても元の味がする。生のままより格段に日持ちしそう。保存食ふうお菓子だが手間が掛かるぶん値が張りそう。 トマト イチジク ショウガ 
  

 11月29日 西風もあり曇りがちの

■窓から見える吾妻の山々は鉛色の雲に包まれ姿を現す日がすくなくなった。時々表われる山裾のスキー場。ひっかいたような文様がくっきり浮かび上がり冬到来をしめしている。

■早稲田大学でジャーナリズムを学ぶ学生さんを引率され花田先生が福島研修にやってきた。「一杯やりましょう」と一昨日から来て頂いた花田先生と駅近くの料理屋で美味い日本酒をのみつつ鍋をつつきながら5時間ほど話した。いろいろ話し合った。

■一つだけ記録しておく。来月の週末はジャーナリズム研究所の総会開き今後の研究所の展開について重要なことを話し合うので出席してほしいとのこと。数年前になにげの俺の一言によって現・研究所の種が芽吹いたという。

 それから数年を経て現政権の下でもジャーナリストの危機状態がさらに悪化している。それぞれの内部から多様なベクトルで立ち上げ活動を続けるしかないのが道理だが・・動きがおきない問題。具体的にどう対応するか・・・今は植民地化を防ぐためや近代化の遅れを乗り越えるために連帯できた近代の曙の状況下ではない。原発事故を起こし放射能まき散らしまで起こしても・・近代が成熟仕切ったのに、まだそれが続くことで起きる困難にどう対処するのか。そこが見いだせないでいる。
 先生と仲間たちはいろいろ模索をし続けている。世界の人々との会議と先進国の現状を知るための現場研修。数ヶ月前はドイツなどへ行かれたのもその一例。

 グローバル金融資本主義のもとでおきる様々な困難、特に富の再配分の不全は1%の富裕層と99貧困層と言い表されるように(ウォール街のデモ)貧困層を増大させた。以前の南北問題が反転したかのように各領域の内部でも勝ち組負け組、職場でも正規非正規社員と言われる格差が出現。そこで吹き出す解決不能の不満がホームメードのテロ行為になったりもしている。

金融資本が作る氷壁にぶち当たる。そのことが世界同時進行で続いている。国内のジャーナリズムの世界でも同じ事が。でジャーナリストたちは様々な困難に突き当たっている。良い仕事を発信する人々が活動しやすい環境が作られず経営陣が豊になることや企業内部にお金だけが溜まり続きすぎているのが現実。さらにフリーでよき活動している場が極端に縮小している問題もある。

現政権のような立憲主義を解体するかのように法案を通す者だってあらわれた。民主主義が壊されようとしているこの時期に、どのようにし民主主義のガソリンである自由な言論とそれをつくりだす良質のジャーナリストを維持するかは社会のとっては重要はことである。とはいえ裸一貫でジャーナリストを始めて生き延びることができるほど民度が高い国でもない

 志を高く掲げ活動しようとすると金融資本サイドから叩きが入ったり、窓際に追いやられたり、最悪の場合は職場を失うこともあるだろう。

■多様な職場で似たような事が起きているはずだ。1995年以降の高速情報のもとに現れたグローバル金融資本主義下では似たようなことが続く。対策や生き方を見つけ示すことができるのか?
 俺の一言で今日に至り、興味深い問題を仲間とともに考え続けることができる場が現実にできていたことは嬉しい限り。今後も仲間と伴に動いていければ幸いなり


 11月26日 氷雨 

昨夜は初雪あり、昼過ぎまで民家の屋根に残っていた。これから一月ほどは日が短くなり来年3月までは寒さがます。スキーは捨てた。スキー場に行かない老人になってみると・・寒さは好きにはなれない、いいかげんな者だ。天然フリーズドライ系食い物や漬け物は寒くないとできないし、おいしくならないので やや嫌いな程度。
 床暖を本格、使い始めた。配達灯油1Lあたり72円と昨年より安い。アベノミクス=円安誘導政策がなければ50〜60円だったろうに。

 
重源に関する本を借りに県図書館へ。大阪にある狭山池に関する展覧会用図録を含め三冊ほど。

東大寺再建のとき周防の国から木材の切り出しや運搬の様子を書いた『東大寺造立供養記』の現代語訳本もなかった。 長さ30m 太さ1.6mほどの材料を周防から東大寺まで切り出し運搬するためには架橋、道路整備、泊(港)の整備を含め 人、牛など多数の世話がいっただろう。

 山口県徳地町 の岩見の風呂は現存している 市の紹介文の一部を掲載しておこう。(岸見の石風呂は、東大寺再建の用材を切り出した時の遺跡で、人夫の保養のため重源上人によって作られたものです。・・石室の中で小枝を燃やして石を焼き、火をかき出した後、ぬれたむしろを敷いて熱気浴をするサウナであり、同様の形式は佐波川流域に多く分布しています。・・・

■僧侶は五明と称される知識と経験をもたねばならなかった。現代の葬式専門の仏教のお坊さんとは違う(文学・論理学・数理学・医薬学・工芸技術=仏画仏像や土木建築に対する知識) 
 

 11月24日  やや強 なので寒さが増しているように感じる

■ 週末のわいわいのコースを考えるも・・妙案が浮かばず。歩いて探そうと思いたち夜に福島町中をうろうろするも・・・個性的な店もなくなりチェーン店が目立つばかり。成果無く戻る。こうなりゃ近隣の温泉でもいくか・・・。


 11月23日  気温さがり冬気分なり

■ドイツmy子より年末帰国予定についてメールが届く。ことしは論文作成などで休みがとれなかったとのことで長い休みをとるとのこと。

■日本は世界一のほどほど富裕な人が多い国だったのだが、すこし事情は悪い方向にいっている。がまだ豊かな国なのだ。しかし相変わらず儲けないのは自己責任と言い放ち、若者を頑張らせる言説多し。時代錯誤の政策が格差をつくりつづけているのだが「努力しないからだ」と言う。たとえば一億総活躍なんて。互いに首締め合ってどうするのだろう。さらに、より貧しい者から搾り取る政策が多い昨今。あほな国であることが分かる気分になる。(俺が悪いのかもしれん)
 外国にて働いている者が家族に居ると日本のいろんな事が逆照射されて浮かび出わかりやすくなる・・そんな気分。一億総中流と言われた時代があったんだけど、立派な政策続きで消えかかっている。みんな早く気づいて社会を変えてほしいんだけど。

■公約など知らないで書くのは無責任だが・・・大阪では地域の普通の人々が豊になる道を捨てて、頑張る者が偉いという新自由主義をとんでも解釈している首長たちが選挙で選ばれたようだ。この風潮が各地に感染しないように願うのみ

 11月21日  やや暖かい

■夕べmy長男来てわいわいする。サイズが小さすぎてはけないちょい高級スポーツ用靴を持参したので合わせてみたらぴったりなので頂く。軽くていい。
■311についてもう少し詳しく知っておきたいので近所の古本屋で発電所事故関連の本を探す。新書を2冊手に入れる。

 11月20日  

■12月はお金が要るので、最後の砦 のmyカナダ製金貨を売る。買ったときとほぼ同じようなが戻る。金価格は下落しているのだがアベノミクスの円安誘導にてそのようになった。お正月の食い物を手に入れられそうだやれやれ。為替相場が変動する社会っておもしろ面倒社会なり

日本が工業品をアメリカに輸出しすぎて貯金が増え叩かれたときもあった。修正のための プラザ合意は1985年からスタートしたが円が240円から150円ほどまでだったなそれでなった(ベクトル今も同じ)、それでも省エネ技術をうみ更にもうけた。儲けた銭の使い道が無かったので株と土地を高値にしまくった名高きバブルをつくった。そして崩壊。
 その後の小泉+竹中構造改革にて日本の中流・平民はほぼ奈落へと誘導され堕ちた落ちた。今や無資産家庭が1/3。非正規社員は1/3を超過しているだろう。 
 今ははからずもアベノミクスに巻き込まれてる貧乏人俺様には 輸入品(食べ物や穀物と油)が高くなっただけ。このまま同様な政策が続くので日本の一億総中流の一人だった俺も消えそう=すでに銭かがない能なしの最下層民であるよ。それでもしたたかに生きてやるけれど。何のありがたみ、尊敬も持てない現在の政策。

 だけどあまり気づかない人が多くって。そのうえ酷い追い打ちされた例の、311後の県内へは放射能浴びせらり人災。だけど、有権者は変質しきわまった現・自民党政権を相変わらず支持している。この様を民主主義の誤作動と言うらしいんだか毎日滑稽な喜劇を直に観ているので何も言う気も起きない。(記録しているけど)

 さらに被災地域の人々を根無し草にさせ孤立させる救援政策ばかりのように思える(仮設住宅から災害復興支援住宅に転居させても、少子高齢化社会の問題に手当されるわけでもない。 やっとできたであろうささやかな仮設住宅コミュニティーをすてさせた、まま公営住宅に入れちゃうわけだ=システムは残酷であるよ) 地域の崩壊が始まってさらに原発事故によってmyふるさとからも人は去ってしまってしまい100年ぐらい後にしかまともに再生する大地は戻らない事実。

 一昨日の動画をみてるとさらに・・さみしくなるね。被曝から子供を守れなかった、守ろうとする姿勢が生まれない現実。その事実に向き合っている県内の医師は全くその状況にあらがう気もなく、意見表明もしないポチばかりのようだ。放射能バブルの悲劇を自ら修正し、悲劇を共有の財産とし次の社会を良くしようというようという気概が生まれない無様な輩でもあるように見える。その事実は記憶しておいた方がいいだろう。 銭を稼いで美味い飯食って・・・知識もあるつもりだろうし社会的地位が高いのだろうが、マインドが腐っている。さびいいかぎりである。 なんとか県内の医師諸君には地域つくりに貢献する人へと立ち直ってほしいものだ

そう愚痴らず・・でもいいかな・・・
 女性活躍とか一億総活躍とか時代錯誤の語彙を並べてやった気になる変な奴らがおおくなった。それらに騙されず・・よき人と連携して楽しく暮らしていきましょうよ。

■おかしくなった現在の日本の政治状況へいたる経過を政治学者の人々が分析し本にしたようだ。以下引用
 日本再建イニシアティブが刊行した『「戦後保守」は終わったのか 自民党政治の危機』(11月10日 角川新書)について著者の中から、中野晃一上智大学教授、中北浩爾一橋大学大学院教授、杉之原真子フェリス女学院大学准教授が話し記者の質問に答えた動画あり 貼って記録保存  ( https://www.youtube.com/watch?v=XJBpFgiMTlk


シールズや憲法学者が路上へでてのデモを民主主義の回復とみる 中野晃一先生の気が入った演説 を記録した貼っておこうhttps://www.youtube.com/watch?v=obX8hhCN8Ug 


  11月18日 昼頃から

■お正月に議論するために長いメールをmy長男と長女に書いて伝送した。正月は酒飲んでブタブタするのもいいんだけれど、そういうのは飽きてしまった老人だ。おいしいお酒を少のみ、おいしい食べ物を少し食べ、楽しい会話をするだけでいいのだ。

■早稲田ジャーナリズム研究所からなんどもメールが来たので午後はほとんど対応に明け暮れた感じ。 

■言われ続けていたことだが疫学の専門家が警鐘を鳴らしている。

福島の甲状腺がんの異常発生を認め早急に対策を・岡山大学の津田敏秀教授が会見し、そのの動画が落ちたいので貼る

 福島大学の面々も福島医大の医師の方々も原発バブル状況のなかで大忙しなのだろうね・・・ 異常なしと言い続けていたようにおもうのだが・・さぞかしお父さんお母さんは不安で、事実を知ったら彼らに怒りを向けざるをえないだろう
 しかし安全神話のもの事故当時の混乱の中で だれが安定ヨウ素剤をもち自分の子供に与えることができたのだろうか。福島県内の医師でっすら常備していなかったのではないだろうか。 ということは国や行政の不備なのだろうが、一人一人に対応できるほど公務員が居るわけでもない、やはり原発立地の地域そばの人は自分で準備して対応しるしかないのだろう

  11月17日  がち

■pcが壊れると自分でもID やパスワードが分からなくなって手間取ることが多い事柄をまとめて印刷し建物や土地の権利書などと同じフォルダに入れ保管した。ホッ。

 数台のpc用パスワード、webサイトサーバー4箇所、ユーチューブ用パスワードなど、SNSパスワード3箇所、各種銀行キャッシュカード、携帯電話のパスワードなどをまとめて印刷し保管しておきたいと長年思っていたが、まとめも保管せずだらだらと長い間つかい続けていた。気になってはいたけど、プロバイダーの各種契約条項や書面を引っ張りだすのがた厄介で進まなかった。今日済ませた。すこしほっとした。俺がいなくってもwebサイトの更新やサーバ内のデータを削除できる。

■この半年動画アップを思い出したこともなかった。花田達朗所長より動画データおくられてきた。ユーチューブに夕方アップした。6人ほど悦覧済み。ユーチューブサイト側も表示方法が変わっていた。久しぶりで少し戸惑った。
 ユーチューブアップし出したのは311後から。全合計46万ビューほどになっていた。my動画1本で閲覧数が最も多いビュー16万8千ビュー。マンボウ解体し食べるが3万9千回弱。近頃の地域のお宝建築 清明小学校690ビュー、教育会館476ビュー。アップしてない動画も多数あり。編集に時間が掛かりすぎるし1本あたりのデータ量が多いので積極的になれないのが理由。
 いつでも編集しアップできる。だからソフト使い忘れないように時々アップしてて、暇がありすぎる超ジジイになったら本格再開でよさそう。

 11月16日  

■花田達朗所長の最新伝言「ドローン・ジャーナリズム」を公開する

■パリで起きた多発テロの影響を受けて旅行をとりやめる人が多くニュースが流れている。フランス軍シリアのISの拠点ラッカを空爆し破壊したと発表された。

■まるげきで「福島の甲状腺がんの異常発生をどう見るか」の番組が公開された(絵*公開番組よりプリントアウト)

福島市は20倍
二本松・本宮が50倍
いわき38倍

今後の推移も注目していく。絵は県が公表している数字を表にしたものだそうだ 左の数字が福島県外と比較した数字。右が福島県内との比較した数字。

 11月15日  やや暖かい

■ドイツmy子依頼の書面を投函する

■水野和夫さんの著書2冊と『3・11以後何が変わらないか』岩波ブックレットを読む。水野さんの著書はどちらもおすすめ経済学は役に立たないと言う人がいたように思うけど この本は500年ほどの歴史的視座や思想などと、その間の金利の分析、海から陸へ移動する資本の流れを分析し、のち融合させ語りで、接したことのない腑に落ちる解説スタイルで進む。聞き起こしデータを編集しているのだろうから、読みやすい。中身もめんどくさくなく新鮮で多くの読者層を獲得したことに同意。
  岩波本は311直後そうそう地区の首長さんたちが超法規的独断で住民を避難させたことが伝えられている程度。明治いこう国民国家をつくり140年ほど・・邁進した日本人であれば大澤のネーション(水平的同朋意識)のパラドックスは知っておくといた方が脱・近代を語るた者には必要事項。

県議選の投票日。いずれの候補も似たりよったり。311をきちんととらえ次の世代のために社会を作る提案がありきたりで次の時代に一歩感がまるでなし。数世代先にしか期待できそうにない。誰が選ばれてもあまり変わらんと判断する有権者多そう。















 


 11月14日  雨のたびに冬が近づく気配

■ 水野和夫さん著の『資本主義の終焉と歴史の危機』を借りてくる(2014年3月発行。当時の販促動画 )隣にあった『世界経済の大潮流』(2012年5月発行)も借りる。県図書館は一人10冊まで借りることができる。案内の方々も知識がたっぷり親切だ。調べたい内容を伝えれば適切に本を案内してくれる。
 1350年代から今日までのスペイン、オランダ、イギリス、アメリカ、日本の600年間ほどの利子とを通し見て、資本を投資しても利潤が出ない状況を資本主義の終焉と表現し日本の進む道の一つを示した本。
 異端の経済学者と言われているそうだが、脱・近代化を自覚して生ていた俺なので、脱近代を金利や資本を通してみたらどうなるのか知りたかったので、借りて読み始める。 現在の世界経済の大きな流れをを知るための基礎読本としておすすめ

 311以降にかかれた原発推進系の本をさがしたが復興関連の棚には脱原発系の本ばかりであった。めにとまった、『それでも日本は原発を止められない』(産経新聞平成23年10月発行)があった。311後のエネルギーの安全保障の問題をどうとらえ対応すべきかを語り合った本。簡単に読み飛ばせた。


 11月13日 晴れたり曇ったり

■早稲田大学でジャーナリズムを学ぶ生徒の皆さんが福島研修旅行に来るとになる。数年前の研修と同コース。先生とのみわいわいする予定。楽しみである。研究所のHP更新あり。

ドイツmy子より朗報有り。そのことで世界各地から集う研究所の同僚もボスも、ストレートに喜んでくれたとのこと。
 出国前の苦悩と困難の数々を思い出してしまう。 我が家の皆が多面的に支援し送り出したことが みなの誇りとなり。そんなことでmy子が世界の専門機関でも通用するプロになったと確認できた日となる。


 11月12日  曇りがちな天気

■カラー写真のネガスキャンをし終えリストを作る。思ったより面倒。1970年代からカラー写真撮影したネガ合計232本。年平均10本。1992年以降はスライド撮影だった。スライド多量に有る。処分しなければ・・・ぼんやり思う。2000年以降はホームページを公開したのでデジタルカメラを使いだしたのでフィルムでの撮影が急激に減った。

 デジタルカメラを使いだした頃はカメラの性能悪くて(金が無いから買えずだったかな) データ量も少ないので紙焼きはあきらめた。データ活用はweb用とホームページ用画像としていた。だからその頃の写真・紙焼きアルバムが一冊も無いありさま。良かったのだろうか。(少し紙焼きアルバムもあったほうが良かったかかも)

 紙焼きアルバムの方が電源スイッチ入れたりpc立ち上げたりせずに簡単見やすい、一覧性が高い。がアルバムは量が現れるので置く場所に困る。死んでアルバムを残されても遺品の処分に困るのは子供たちだ・・ぐるぐる困る。遺品としてのPCとwebサイトの処分だって遺されても困るだろう・・・思うだけで手当してない俺。日頃から整理を心がけて行動しないと子供たちにとってはただのゴミを残して死ぬことになる、な・・・。 迷惑千万なりか・・。

■宮城資料ネットのニュース「文化財を伝える 東日本大震災で被災した文化財を考える」と題した講演会が開かれる ジャーナリズム研究所の頁も一部更新する

 11月11日   放射冷却と寒気の影響で明日は冷えるとのこと

■多量の荷物を処分して同時に出てきた多量のネガ。暇をみては少しずつスキャンし、デジタルデータにしていた。ほぼスキャンしおえたのでリストを作り始めた。整理の仕方と活用の仕方は思ったより難しい
 カラーネガばかりだか、30年過ぎても正常なネガもあるが劣化が激しいネガもある。劣化が激しくっても何が写っているかは分かるので、記憶をよみがえらせる手がかりに充分なデータばかり
 時系列がばらばらなネガなのでスキャンしながらデータを見ていると不思議感覚になる。今はすっかり大人になっているmy子たちだが、彼らが小学生になったり赤ちゃんになったり中学生になったりするので、おもしろ不思議時間を体験できてしまう。

 我が子の顔は現在の脳では一つだと思い込んでいるがスキャンしてみると激しく顔が変化している。もちろん自分の顔だって負けてはいず激変化している。特に髪型が我ながら笑える。当時は当たり前だと思っていた髪型だが、今見ると滑稽きわまる形なり。家人も同様で一つの顔、表情だと思っているが 彼女も激変している。子供を産むたびに激しく変わる。んだね。

 ネガとネガの紙焼きもアルバムにあるのだが、紙焼きの色劣化はほとんどしていない。100年プリントと言っていたのは嘘ではないのかもしれない。

■中国は独身の日だそうで通販サイトの加熱ぶりが公共放送のニュースになっていた。取引額が100億人民元に達するのに去年は38分かかったが今年は12分で達成。中国のバブルが膨らんで過熱気味なのか、ネット通販利用者が3億人なのだそで、まだまだ加熱するのか興味深い。 中国のバブルがはじけたらリーマンショック以上に世界経済はダメージを受けるので目がはなせない気分


 11月10日 晴れたり  昨夜はやつよい雨があったが午前中にあがる

■ドイツmy子依頼の書類を中央郵便局より発送する。

■2年前に受講しヘリテージマネージャーの認定を受けていた。
 認定証を使う必要がでてきた。
 1年半ほど復習し直す時間がなかなか取れなかったが、いろんな事が一段落しつつ、あるので来月から復習しながらいただいた資料を整理よう。

手始めに資料や講義ノートを取り出した見た。すべて残っていた。
認定証が出てきたが生年月日が間違っている。事務局に申し出て訂正してもらわねば。

■ハイパーグローバル資本と政治権力が連携し民主主義を捨て始める、と言われていたが・・・最近とみに酷いのは自由が報道の現場から少なくなり消えそうなこと。 たとえば政府の沖縄県叩きをマスメデイアが政府の思いを忖度し自主規制しているのだろう沖縄の民意を福島ではほとんど伝えていない例。

 11月08日   ぐずついた1日

■気温が下がり夕飯は水炊きがよい季節となり。 
■古いネガスキャン。スキャンは手間取るのでユーチューブにある長時間の討論動画を何本も聞きながら10時間スキャン。
■ドイツmy子より頼み事あり、対応する。 地球が小さく成ったわけではないんだが、我が身には IT革命の恩恵フル活用 ドイツへの連絡も至って簡単

 11月07日  肌寒い日 辛いカレーを喰らう

■花田先生と、webやSNSの活用法についてメールで何度もやりとりする。SNSについて、俺なりの評価があるが、先生は紙媒体で研究者になっった方なので、若者のようにSNSなど使う必要はない。たぶんそれらを使いこなせるのは20代のネット世代だけだろう。それ以外の大人はどうしても 紙媒体とネット媒体の混合活用をしようとするので十分に機能を生かした使い方ができないと考えている。

オヤジたちには空気のようにwebを使いこなした快適生活を得ることはできず ネットに使い込まれるのが落ちだよ。

なので、それらの有用・無用をわかりやすく説明するのは難しい。(俺は倉庫機能と伝達機能を分けて用いている)

■ドイツで医学+研究ができる公立の研究所の公務員になり働き、4年目に入ったmy子より朗報きたる。まづは門が開いた! 日本を発ったときには針の穴もなかったのに道を見つけ門を開けたんだなー。
 小柄で童顔で飾りっ気無し・・なのだが思考と行動は俺にはまねができない。男尊女卑の日本の風に晒されまくってもそれを突破し自ら世界の先端に出て進みでて道をこつこつ拓いて歩みつづけている。あっぱれなり
 人に知らせるべき結果は無いが、この3年の姿を見ては、俺にはできなかった、やるねの一言。世界中に研究者仲間も増えできたようだし。大家さんとも親子のように仲良くしてい頂いている。 日本を出るときにはとても悩みが深かったが相談にのり苦悩を共有でき、背中を押したことが唯一、俺ができたこと。

 11月06日  庭の木々も葉を落とし冬の準備足早

■除染作業に伴い我が身に起きた詐欺未遂のよう問題。それらを市役所の方に届け出て話し合いをし問題を起こした人々の謝罪書を求めていた。午後1時すぎに市役所の方に持参いただいた。
 書類を求めたのは話し合いだけでは記憶に残らないので客観的な記録を保存したいこと。文面で動機を知りり、当事者がその問題をどうとらえるか、そして反省ベクトルを知る。主にその3点からだ。

 大げさに言えば日本史上初の原発事故による放射能が降り積もり事件が起きた。福島県民は被災したし、多くの日本に暮らす人も心に被災したと思う。そのことで人々に起こる様々な出来事や対応方法を分からないなりに記録したいのだ。

 誰も体験したことの無い、多額の税金を投入した除染作業。すべてを取り除くことが不可能な無益とも思える難問が残る作業なのだ。後ろ向きに言えば事故前にの大地には戻ることがない不毛な行為とも言える。 さらに福島の地に合った対処方法を知り尽くし除染作業が始まった事業でもないし、作業を受ける側も作業内容を知り尽くして作業許可を与えたわけでもない。ありていに言えば3者が泥縄的対応の中で、様々な問題を起しながら、右往左往しながらをそれらを克服しようとしている。そのこと、原発事故後の社会を拓く被爆地の人々の心模様をとめおき、他の地域の人々に少しでも伝える努力をする義務があるように思う

きちんと消化し他者に伝えるにはまだ知識が足りないので、時間を掛け考えていき、やがて伝えられるようになるつもりだ。

市役所の方々の対応を観ることになったが、彼らには住民と伴にこの難問を乗り越え、未来を拓いていくぞという強い姿勢を感じる。

■懐かしい中銀カプセルタワービルのフリーペーパーに見つけたので貼る。
 保存・再生プロジェクトがおきて、代表者へのインタビュー記事があった。

 高校2年の時に出会った本=黒川さんに建築家とはなんたる者か?を教えてもらった。タワービルができたきは仰ぎ見た。そんなことを思い出した。人気でてきているようだ。世界中から見学にやってきているとも書いてある。 
 黒川さん亡くなりましたが、カプセルが交換されるのかもしれない。建築家の思想を大切に思う人が修理保全しようと立ち上がる。芝居じみているんだがそのような人が現れたんだなーとしみじみ思う。

 11月05日 

茨城大学から、撮りため公開している石巻本間家土蔵の写真と動画の使用許可願い来る。
  11月14日から12月6日まで学内の図書館1階の展示室で「東日本大震災と文化遺産ー学生と市民が守ったふるさとの記憶」の展示タイトルで大災害の記憶を後世に語り伝える目的とのこと。承諾書とそれぞれのデータをSDカードに移し郵送した。
 探しにくいとは思うんだが指摘の写真も動画もwebに公開していたので、観て依頼したとのこと。本になる可能性もあるそうだ。多様な媒体に記録保存され共有されるべき記憶として後世に伝わっていくメディアミックスが実現される伝わることは現代的でおもしろい。
  



データを公開していることで、メールなどでいろいろ反応があり驚くこともある。webで発信しているmy情報はどこへ伝わっていくのか、発信している俺自身は分かっていない。

 本間家土蔵に関する修繕経過や周囲の変化を伝えるためにhpにて折々情報を発しているので観ている方も多いとのこと。自分自身の活動を忘れてしまうので自分用にHPをつくっているのだが望外な活用法にて、すこし他の人にも役立てているのかもしれない。

 これらのデータが残ったのは、311直後からmy長男が縁ある被災地域を2年ほど歩いたり、まちづくりの支援などして撮りためた画像はデーターが多数になりそうなので当初からweb保存をしていたからだ。

 支援活動は主に他者と他者をつなぐ演出的な媒体役に徹して写真や動画をまめにとっていた。振り返るとかなり変わった野の者の自主活動に見えて目立っていたのかもしれない。研究助成金を受けた活動も一部支援したり誘導したり。
 my新聞まで発行したてしまった。それらを建築学会の『建築雑誌』にも依頼があり報告文を書いたことを思い出した。

 県立滋賀大学にも講演に行き、講義内内容は本になって出ていたのだった。20冊ぐらいまとめ買いしたので、欲しいし人には実費で分けている。

■少し元気がでてきたので近頃は多様なイベントに参加するようになった。で、記録を作らないと、ほとんど忘れてしまうなー・・・。まめに日記やweb頁をつくって記録を残すようにしたい。病の家人の対応でこの2年ぐらい途切れ途切れのツイッターにもfbにも日記にも記録すべきことをしていない。少し悔いがのこっている。とても珍しいことだったが気力が湧かないこともあるった。しかたのないこである

 11月04日 

■ 家人の通院日。午後とことこと伴に行き。雲一つない快晴。グループフォームの方々の検診日とかで混んでいて異例の2時間半ほど掛かる。帰りに農産物の産直により野菜を買う。 最近家人は刺繍を編むこと三昧であり糸がないとかで手芸品により仕入れる。刺繍糸1個2千円ほどで高価。

■わたのべ先生より、高校生作品上映会参加のお礼がきたので返礼をだす

■午後9時my長男がビール持参にて来る、明日は上野に行くとかで立ち寄る賑やかな夜となる。


 11月03日 

■my研究者がその後の様子を観に来てくれたので、わいわい語る。
 目的合理ふうにならい書けば研究環境は厳しさを増している。学問が研究室に引き籠もり一人よがらず、多くの史料を有し地域社会との関わり進展しているので、問題は無い。

 お金に成る研究を行い成果を見せよの風潮は蔓延している。その源はグローバル企業と国家権力(時の政府)がつながってしまい、国民を虐めている構図。そのまま研究機関のガバナンス層に写った姿だ。対応はやったふり 対応がよさそうだ。真正面から反論して雇用者を追求しても徒労に終始するだろうから。

 指示を放つ支配者は国家に従順で大まじめなのだろうけど、この40年ほどの資本の流れに騙され翻弄していることに自覚がない姿なので、滑稽というか喜劇。 馬鹿につける薬はないだろう。まま早くあちらの世界に行ってもらうしかない。(もっと詳しく書けばいいがいつか書く)

■(絵:webより)
数年前まで相馬高校放送局の顧問をされていた ワタノベ先生(マスクを掛けている人)にさそわれたので高校生が作った映像を見る会に参加。

先生とは俺が開いた和合さんの中原中也賞を受賞を祝う会で知り合った。国語の先生。

4時間ほど掛けて全12作品を観る。原発事故に遭い女子高生たちの時々の心の内がストレートに描かれいて好感を持てた作品群。

 困難に遭ったときに人間は言葉を使い、その悲劇を共有することでしか困難を消化し次の状況へ自分を運べないのだが、福島県内は原発事故によるそれぞれの抱える困難な状況を語り出すと暗い話だからと止めろだったりその場を去ってしまうのだそうだ。俺は放射能なんか気にしないですと言うだけで多数の他者の言葉を封じているのかさえ無自覚な人も多い。

問題をすっ飛ばして無かったことにして勇ましがる愚かさを知らない者は度しがたしである。

県内はほどんどがそんな様なのだそうだ。そのな中にあって高校生ながら涙を流しつつ一つ一つの作品を作り上げる姿勢は多くの人の共感と評価を得るのは当然だ。自らの悲劇を見つめ続けることで丹念に言葉にしたてたり映像にしたり、と多様に原発事故と津波災害の記録を作りつづけることで 自らの記憶を消さない姿勢は世界の他者から評価されるのは当然の理である。

一つ一つの作品について感想があるが省略


 11月02日   雨がふるたびに 気温が落ち 冬に近づく

のんびりして過ごす
■花田先生より依頼のhp更新する ジャーナリズムカフェが11月21〜22日開催の詳細 現役10年前後の若い記者などの話を聞き、著名な記者などがアドバイスを引き受ける ジャーナリズム研究所主催のJカフェの詳細を案内について。次世代を育成しないとその領域は途絶えるのだから、若者支援はベテランの義務になりつつある


 11月01日   

午後1時より 福島市市民センターで「茅葺き保存事業企画」第一弾 茅葺き屋根保存講演「茅葺き屋根のもつ力」 参加する

■石巻市門脇2丁目に暮らす 本間英一さんが発行するコミュニティーニュース10の更新をする 津波に遭った後の土蔵修繕工事の支援をしたつづきで hpを作り更新している) 
 高さ2m 水平10mほどの 曳き屋の様子も報告される 
 

  311の被害が大きかったこともありこの地域には多様な人が支援に訪れている。それらを記録するためにドキュメンタリーの映画を作る人もおり、将来映画になる予定だ。資金と根気が要るしごとなので完成し公開される見通しは知らないが 完成してほしいものだ。


■ルカディアづくり または暮らしをテーマパーク化することで生き残る手法なのかもしれない
 この企画は 福島市も古い技術をなつかしむ老人たちを癒やすために 居場所をつくるための事業を始めたのかもしれない。(25万人を一気につなぐ地域作りの手法など有るはずもないので小分けして対応するしかなさそう) 

内容は 文化庁の伝建地域にしていされている大内宿の 吉村さんの1年の活躍など通して地域の力を生み出すこつを伝える講演 ( 具体例で他者と共有するためんは抽象度は低いのは仕方が無い。個人の精神論の伝授は 家族の絆づくりでドン詰まった近代の末期を開きポスト近代を作れるのだろうか・・興味深い)

地域の歴史の解説から始まり、地域の1年間の行事に参加する人々と観光客のようすを解説しつつ具体的の地域の暮らし方を解説する。それらを下支えための補助金の受け方や後継者を育てために不可欠な若者を誘導する仕掛けの解説を軽妙に吉村流に語る

戸数48戸 人口156人、職業は自営業が主 (観光客に対する飲食やお土産ものの販売などと推測した) 戸別あたりの年収3,4千万円とか

 継承するための仕掛けはもっぱらテクニカルなことを含め 家主が子孫に口承と実践で。人間の尊厳を誇りを維持継続するためには地域である事を伝えるやり方。 (ぽっと入り暮らしたい地域外から参加は嫁婿などしか閉ざされてるのか?質問しそこねた)