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2014年 01月の日記            2013年12月の日記へ 

   


 1月31日    吹雪

 昨年9月に大阪で今津康夫さんの声を聞き取った web頁を公開する  


■ よる ハンナ・アーレントを描いた映画を観る。(最終日なのでギリギリ観ることが出来た) 除染作業に関わっていると 多様な人間らしい活動ができなくなるのである それが放射線災害の本当の害だ


 1月30日 ときどき吹雪いたりしている 

 月末の銀行などの雑事をこなす あいた時間でときどき 早稲田大学ジャーナリズム教育研究所のHP更新をする 

田中浩也先生の3Dプリンターの現在に関する映像を見る 




  1月29日  
 早朝から松川地区で除染作業監理員の仕事をする やれやれなきぶん



夜 高畑さんとねがびるの2階で呑む 醸造用アルコールを水でわっったかのような 安酒しかおいてない うっかり呑んでしまい悪酔いする 酒は純米酒以上の日本酒に限ると この頃しみじみ思う 老いた体にいい酒は若者の体にだっていいに決まっている 若者よ安酒を飲むなかれ


 1月28日   毎日冷える 今日は真冬日かと思うほど午前中は冷え冷え

福島市内の除染作業監理員の仕事をする やっても やっても終わらない仕事
今月は 降雪があり除染作業監理員の仕事はないと 想定してたが 積雪もなく 作業しまくる 1月となり やや疲れた 

 1月27日 福島市内南部の除染作業監理員の仕事をする 遠距離なので早朝に出発  郊外の家屋敷は 市内の市街とくらべると10戸分もある広大 な場もあり 決められた時間内に終えることはなかなか難しい 


 1月26日  のち曇 夕方吹雪く

 午前中は大阪の今津康夫さん聞き取りweb頁記録をつくる 1頁しか出来なかった

 午後 なまこ 工事現場にてワイワイ またまた 工事が遅れ 足場がとれてなかた なまこの皮膚にあたる 外壁がかなり荒々しい がまま仕上げとすることにした 皮膚がはぎとられたように仕上げたかったが 足場を特殊にしないと出来ない相談だった 

    

  写真真ん中中央にちょこんと頭が出ているのが 碑である 前は美しい牡丹が咲く 春から夏は 見頃 写真の撮り頃だと 思う
 1月25日 

 教育会館紹介動画を作り 公開する   

 ■午後 ヘリテージマネージャー育成講習会に参加する 残り2コマとなる 最終回は各参加者それぞれの3つのお宝を提案する会なので 実質講習は1コマとなる

 1月24日 午前中風邪ひきなので寝る
        午後 今津康夫さん文字起こし終える 9月に聞き取ってから4ヶ月も過ぎてしまった 
       夜 教育会館のあらすじ動画をつり眺める

 1月23日

 久しぶりに動画を作る  風邪引いたようなので 静かにしている
 動画は地域のお宝 として松齢橋を提案したのでついで 簡単な画像もつくってみた 
  

 1月22日   晴れのなかの吹雪模様 時雨が雪に変わっているようす冬場にやよくある天候

■ 風邪気味なので 除染作業監理員の仕事をしばらく休み体調を整えたり 自分がすべき仕事を出来てないので しようとシコシコ 午前中は花田達朗先生依頼のジャーナリズム教育研究所のHPの更新をする このところ花田先生の情報発信活発 ドイツから帰国され 1年弱ようやく 日本での生活になれたのかもしれない
 今日は招聘研究員の吉田敏浩さん(吉田敏浩さんは早稲田大学ジャーナリズム教育研究所招聘研究員です)「安倍政権『沖縄分断』のたくらみ」 web頁をつくり 公開した
■ 


■ Mマドセン監督の『100,000万年後の安全』が日本語吹き替え版で今日の昼から 2月10日まで無料公開された すごいことだ

 Mマドセン監督上記の ドキュメンタリーを観おえた

 去年末から除染作業監理員の仕事をしているが 作業中「俺は未来の世界に来て 希望のない労働者に懲役されている」そのような錯覚に陥る オンカロで坑道を掘っている作業員も虎チョッキ(夜光性 ラインの入った作業員チョッキ)を着て話してた「 作業を終え外に出 天気が一変していると自分は一体何時間経ったのかと 不安になってしまいます  時間が止まったように感じます(=酷く進んでしまったのか?不安になる」)と。
 
放射能に関わり仕事すると時間の感覚が変わる は事実である。我が故郷にあるセシウムだって半減期は30年後。「311以前の環境に回復するには100年掛かる」と言われて居る。だから 目の前の作業が自分にとっての仕事としての実感が湧かないことで「未来の強制労働をしている」という錯覚が生まれてしまうのだろうと考える (30年先に 俺は生きていないので 当然その錯覚が生まれるでしょう)

 除染作業現場に入ると分かることだが 環境省がつくったガイドラインが理解されていず 除染がおこなわれていることだ 「我の除染技術こそ正しいのだ」とばかり勘違いしたり 「除染作業したから暮らしてて害が無い 安全ですよ」と嘘ばかり言う者もいたり。その上に 被災民同士での分断と対立が起きてしまうことだ (気の毒なことだが 男女を含む若者も除染作業に従事している)

 オンカロに比べれば 環境省は福島からは 目と鼻の先だし ガイドラインは2年ほど前に作られた現在の日本語の冊子だ 。でも現場では正しく運用 活用されない 日本語が伝わっていない 理解されていない

また 福島原子力発電所が誘致された 背景や当時の人々の考え方 現地の声など 詳細に記録されている冊子も出会ったことがない たかだか50年前に福島県の一部の人が望んだ その意味さえ 知る為に読むことができないのだ

 オンカロは核廃棄物の最終処分場で10万年後まで安全であり願う。 神話や 伝説だった 現在 理解出来るそれらはほんの 少しだろう  

色々考えされられる 派手さはないけれど 最終処分について考えられる疑問の大方を整然とまとめた よい作品だ





 1月21日  

 続いてた 除染作業を休み 日中でないとこなせない銀行の雑事などおこなう
よるは 1合700円の泡盛をかい呑んでみる 43度とがばばば呑めないのでなめるんだが 味は豊潤で 酔うので日本酒より安上がりかも知れない
 


■ 名護市市長選挙結果に想う早稲田大学ジャーナリズム教育研究所 花田達朗所長の最新伝言を公開する http://www.hanadataz.jp/01/01dengon/2010/07/dengon20107.htm
■ やや風邪気味のどいたし

 1月20日  気温がマイナス 7度だったようでかちかち寒い

■ 毎日除染作業監理員の仕事をしていたが 今日も行くいく 1日

 放射能たっぷり雨水枡から放射能を取り除く@セシウム都市福島内部 今日も除染作業管理員の仕事、取っても尽きない放射能。が、処理方法を超える建物を壊してしまうのでホットスポットにする。それからコンクリートに沈着した放射能はブラッシングするもほぼ取れない。人力では取れない



■ 夜 媛県の純米酒 引きこもりが続く病の妻から辛口を一升瓶でプレゼントせよ!との指示が飛んできた!。死んでからは 酒だって飲めないよね 後悔先に立たずたたずなので素直に近所のウンチク好きのオヤジ酒屋へ。福島ではこの酒屋でしか売ってない酒。純米酒だけど味は大吟醸並みのお得な酒だと放つ はははは 呑みたいが封を開けずプレゼント。ゴクンと喉が
      

おすそわけと 少しいただき呑む たしかにオヤジの言うように 美味い辛口のお酒であった

 1月19日  

■my長男久しぶりに我が家に来る my妻とワイワイする
 
我が家の鬼たちも喜び踊りおりMy長男が何年ぶりに我が家に遊びにきたので、鬼も踊り賑やかなり(かんかぴ冷えるセシウム都市福島内部) これらの鬼たちは 辺境を旅してる日本画家の斎藤隆さんが40年ほど前田に描いた、畳1.5ほどに対絵 キンタマもささやかに付けおる鬼なり 小さな子供がこの鬼たちに会うとションベンちびり泣き出す者もあったなり 俺より先に買い手が居たそうだが家族の反対で で戻って来た曰く付きの鬼の絵一対



■my長男にお願いし 今夜は歴史系の方々@セシウム都市福島内部大学の先生ガタガタと呑みに参加させてもらう。
 福島大学の阿部浩一先生 菊地先生 近現代史の徳竹剛先生 それから 歴史資料舘の本間宏先生なとと呑みました。建築と歴史系の方々の協働にて、放射能公害で自らの愛ディンティを喪失した、原発事故被災民の人を再生の端緒を提示できる存在はいないのて、共同したいので、よろしくお願いします。と挨拶でけましてです
 学者のかたはいずれも311後の課題について よく分かっていて話しが早い のでつい調子にのって喋りすぎた(笑)


 1月14日 

雑口罵乱 7 いただきました。関係者の皆さんご苦労様ありがとうございました。
私と私の日々の生活など本に記録される価値がある人間ではありませんが、わたしの孫世代の多くの学生に興味をもたれる?!なんてことを夢にても考えたことがありませんでした。そのうえレビューまでいただきました。植田実さんにMy建築を評していただいたのは20年前です。誰かには俺がこのように観えましか。演じてだましてるわけですが、ドンピシャだと あんがいこそばゆいですね。

関係者のみなさんへあらためて多謝いたします。布野 修司先生は学生に本を発行させ鍛えるプロ中のプロなので、学生たちはやがて大人になったらその意味の大きさに答えることができるか?の問も隠れてあるように感じます。
末光弘和 井出健一郎 佐藤敏宏 藤森照信 竹内 泰 さんが登壇しておりました。
1000円プラス税です。学生さんたちの一つの仕事を手にとってみてくださいませ

滋賀県立大学 建築デザイン学ダンワシツ(正式はすべてアルファベット大文字)





 1月12日  

 12年ぶりに造っている my建築の打ち合わせに出かける 屋根葺きが終わり 外装も始まり 唯一の内装である 床の大理石も貼り始めた の ワイワイする 

床暖を入れて 乾かしているので 海鼠の内部は 暖かし 

    

      

 ■ 新田さん聞き取り記録公開しました 




 1月10日 

 今年最強の冬将軍がやってきて セシウム都市福島は うっすらと雪に覆われた でセシウム都市福島市は凍てついてしまい 除染作業監理員の仕事は無し  連休中も明日もないだろう


■ ヘリテージマネージャー育成講習会受講生は 3つの地域のお宝を提案しなければいけないのだが あいた時間を使い 提出する。

報告書の 一行書くにも図書館に行き 資料を読み込み 分かり易く書き直さないと 報告書から溢れてしまう A4一枚に説明と絵4枚なので 書きすぎも 役立たない ので 何度も推敲したりした  調べていると3つでは収まらないんだが まずは自分なりのテーマを決め3物件に ふるい落とす作業が要る 楽しいけど 手間暇掛かる 

myテーマを自分なりに決めた

@誰でも提案した物を訪ねて体験したり観ることができる物件
A当時の資料が残っていて 調べ確認することが出来る物件
B現在も福島市民が活用している物件

上記3条件を経ること 科学的にも体験的にも 誰でも確認できる。そうすると福島県庁庁舎を含む公共建築に なるのだが・・ 教育関連施設に絞った。教育施設も多数あり 我が家に家族にとって関係あった物件とした 

以上のように地域のお宝を提案するにも調査時間はおもいのほか要る 

■花田達朗先生の最新の伝言を更新する




 1月09日 カンカン寒く 除染作業監理員の仕事 なし 資料整理などする








 1月08日 

 早朝から夕方まで 除染作業監理員の仕事をする 寒いので 朝一番の除染
はカンカン凍っている土との闘いもあるので 除染作業員の作業は困難である

  冬場は休みになるという声もあるし 新市長は早期除染のスポット除染を語りだしているる。 しかし 従来通り福島市の丁寧な除染方法は今後も続けて欲しいと思う。時間は掛かるだろうが確実に全市9万戸の除染を同一の質で行うべきだと思う。

 スポット除染しようとしても 線量の高い部位を探し出すのは難しいのでスポット除染だけではより完全に取り除くことに近づかないだろう 見えない放射能との闘いはいずれにしても困難なのだから 数年長くかかっても故郷の大地から少しでも多くの放射能を取り除いていくように進めるのが 未来の市民も含めた市民のためだ 同時に子供や高校生など若い人のために 保養や一時疎開などと 除染の遅延対策色々との合わせ技が要るとも思う



  1月07日  朝ひえびえ 霜柱だらけ 昼風もなくおだやか

■ 朝7時に電話をして 除染作業監理員の仕事がないことを確認し 朝寝する
 朝寝は気持ちが良いけど 筋肉が衰えるので 善し悪し判断付かず

■朝寝し起き ゴミ収集日のカレンダーをもらいに清水支所に行き ついでに放射線測定マップを見る まだまだ除染は 終わらない 福島市の新市長は 簡略化した除染作業へ移行するとの発言をするニュースがながれていた 時間は掛かっても丁寧に除染すべきだ 事を急いで放射能を取り除くことを抜いてはいけないと思う


■ 午後 庭の木々の枝を切る  電線に掛からないよう 西側の枝を切る 簡単に燃料用に切る セシウムが付着しているので 屋外非常用とする



■ 夕方 昨年御世話になった 真木先生にお礼に行く 夕焼けの風景美しく 白鳥も行き来し 音 賑やかなり





 ■ 1月06日  

 今年の仕事はじめ といっても 30年ぶりに日当をもらったので お付き合い 除染作業監理員の勉強会 建築士は独立して閉じた敷地内に閉じた建築を作っても 設計料は支払われるので バラバラに動き 手法もバラバラ なので 勉強会で 手法を統一しようという主旨のようだ

俺の目的は 福島市の  0.4 長期的は目標が 毎時0.23μシーベルトなんてのは 国際的に安全だ(?)と決め流布している線量値だけども 311以前は福島市は 0.04以下だった。だから被災民である建築士がすすんで安全なんだと 言ってはいけないのだ ということ その点を発言し 確認していただくとが出来勉強会に参加した意味あり 



■午後市役所に提出していた 公文書開示申請 の決定通知が出来たとの知らせあり とりにいく 開示申請で設計者のを明らかにすることが出来なかった


■ 除染作業員の日当を頂いたので 給料を頂くのは43年ぶり (たぶん34年ぶりの打ち間違い) 会津の純米酒を「月弓」を買い呑む すっきりした味 




 1月05日  

ヘリテージマネージャー育成講習会 提出用 地域のお宝の資料調べに県図書館に行く 美術館は再除染が始まった

■ これこそ地域の遺産 というのは万世大路だが 距離が長いので詳細に調査する時間がなくって 今回の地域のお宝提案は断念した その大路についての講和が行われる 聞きに行きたい  



■  県紙は福島市の除染について 問題視するかのような記事を年初から書き始める 前市長が再選を逃したのは除染の遅れのせいだと決めつけ記事 被災民がお互い傷付け合いを誘導するかのような阿保な記事であるなー と思う さすがの5流新聞



 1月04日  

 ■今年初めて外気に触れるため 眼鏡を買いに仙台町中に出る 
つかいよさげな 老眼鏡を注文する 5万円もする俺にとっては高級な眼鏡になった 出来上がるのは20日過ぎとのこと 



■ 夕方まで富山出身の来客ありて ワイウィ 8時過ぎの新幹線にて セシウム都市フクシマに戻る 冷え冷えしている 



 1月03日  

■ 東海道新幹線が 新橋傍のパチンコ店などの火災で ダイヤが乱れ 帰省ラッシュが大混乱のニュースあり 残りものを集め 狐力うどん老人自前飯をつくり昼とし 一人で喰らう@仙台セシウム疎開部屋



■昨夜 県滋賀大で話した内容が本になって1月10日発行になるとの知らせがFBであった。その内容を下記にペタン  沢山売れるといいね

滋賀県立大学環境建築デザイン学科ダンワシツで長年自費出版を続けている書籍『雑口罵乱』の第七号を、来る1月10日(予定)サンライズ出版様より発売します。これは応援してくださった沢山の方々のお力の賜物です。

私は念願の編集長という任務を無事に遂行することができ
、大変幸せな気持ちでいます。魅力的な「琵琶湖」の表紙絵は、4回生の西出彩と3回生の高野由記が制作しました

下記のアドレスよりご予約承り中!
●サンライズ出版 (http://www.sunrise-pub.co.jp/isbn978-4-88325-524-5/)
●版元ドットコム(http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-88325-524-5.html)...
●楽天ブックス(http://books.rakuten.co.jp/rb/12604494/)
●amazon (http://www.amazon.co.jp/dp/4883255247)

●内容紹介
滋賀県立大学で建築を学ぶ学生有志が1999年より企画・運営を続ける講演会「DANWASHITSU」のレクチャー集。今号『雑口罵乱7』では末光弘和氏(建築家)、井手健一郎氏(建築家)、佐藤敏宏氏(元エア建築家)、藤森照信氏(建築家)、竹内泰氏(宮城大学准教授)を収録。豪華ゲストによる講演会と、学生、滋賀県立大学教授陣との活発な議論の交わされる座談会を掲載している。

レクチャーキーワードは「建築サバイバル術」。未曾有の大震災を経験した日本は今、転換点にある。私たちがこの先目指していくべき建築家の職能とは何か。第一線で活躍する諸先輩方とのざっくばらんな議論を通して考えていく

ぜひとも、ご購読宜しくお願い申し上げます。
DANWASHITSU HP http://danwashitsu.jimdo.com/

 

 1月02日  

仙台疎開部屋にて おせちの余りで 蟹チャーハンをつくり喰らう 老人の初自前めしとなる 。あんがい高級な食事 my次男 河口湖から撮った富士山の絵をメールにて送ってくる 雲一つない 富士山の 絵



 早稲田ジャーナリズム教育研究所のHPを更新する



■ 午後 仙台ガールフレンドがやって来て ニットの帽子とワインと綿のシーツ 眼鏡の商品券をいただく。ありがたし



 1月01日   

大晦日 my次男と仙台のmy長男の部屋で 年越しをする my妻病にて 家を出ず 一人年越し my長女は ドイツにて研究生活中なので 初めて男だけの正月を迎える 

my長男が食材を沢山準備していたので 外へ出ずとも調理するだけでよい正月となる 三人で石巻さんの墨廼江純米吟醸酒を呑む よく正月となる




my次男は昼過ぎに東京目指して 仙台を出た