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福島第一原子力発電所の事故によって起きている様々な問題を勉強し始めました 勉強過程の記録をつくってみますご活用ください
放射線のリスクをめぐるコミュニケーション編
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  04 52:49

一つはですね。放射線のリスク につはですね相当色んな情報が流れて、おそらく相当な知識を皆さんがお持ちになっているというふうに思っています。そういう意味でここでは基本的なリテラシーと書いているんですけれども。

例えば線量の大きさどうだとか、ですね、このデーターは以前に比べてどうなんだとか。そういうことについては既に話しはご承知になっている。というふうに思います。そういう意味で線量削減というカタチでのですね、除染については相当理解がされて来ているんじゃないかと思うんですが。

一方でどれぐらいだったら安全なのか?という話しになると、これはまた別のことに成っている。ような気がしてます

この点については一寸隔たりが在って、これはまた最後の課題のところでもお話をしたいと思うのですが、ここについてはまだまだ、大きな課題が残っているかなというふうに思ってます。

それから2つ目はですね、除染対策は仮置き場の設置という事が書いてあるんですが。

今日も福島市の役所の方とお話をする機会があったんですけれども。非常に市町村の間で違いがでて来ているんですね。相当違いがでて来ているんです。これはコミュニケーションに限った話しではないんですが。現状は自治体によって進んでいる所もあればほとんど進んでない所も在ったりして。そういったことの、ある意味自治体の間のコミュニケーションが実は巧くいっていないという話しがあって。これを何とかしないといけないんじゃないか。ということがこれまで経過から分かって来てるという事ですね。

で、そういう意味で、現場の状況がですね巧く反映されないままに今、色んな制度とか人的な資源というものがですが配置されているので、そういった点ついてもうちょっと考えておく必要あんじゃないかということを。


 (福島市の事例)

これまで観て来た中で、福島市の事例というのはある意味参考になるところがあるので。これ皆さんは地元なのでおそらくよくご存じだと思うんですが。

簡単にご紹介をしたいと思います。福島市は比較的線量が高かったということもあって、色んな経験をされて来ていると思います。当初は大波とか渡利で相当議論をされてですね。特に渡りでは本当に夜を徹した議論というのがあったりして。相当、市民の方もそうだと思いますが役所の方も相当やり方について検討をされたというふうに伺っています。56:10

現在はあるいみ教訓を踏まえてですね、一方的に市の方から除染の方法を押しつけるのではなくって、ある意味市民参加型でやろうと、いいようなことが進んで来ていると。いうふうに伺っています。

こちら最初に市の方から説明ということなんですが。住民説明会で説明しているのではなくって、この検討委員会というのが開かれていて。まあそれぞれの地区の町内会当たり、自治振興協議会あたり。そういった人達のメンバーで。まずはこのワークショップというのを開かれている。56:52

その中でどこから除染をしていくか?これは線量の高いということもありますが。雨が降ったり、雪が降ったりということで、いずれ高い所から低い所へ流れてしまうので、高い所からやった方が良いと。その高い所どこ?かというのを地元の人達が一番よく知っているという話しで。そういった知恵をですね、ワークショップで活かして実際の手順というのを進めていこうと、いうことが今こちらでは行われてるというふうに伺っています。

で、こういったものが地元の人も知恵を基にですね決めた上で。以前は住民説明会では相当議論が出たというふうに聞いておりますが。最近では今のようなステップを踏むことによって住民説明会は盛り上がるということですね。ですすでいると。

ただこれで終わりではなくって、一戸一戸ですね、それぞれの住宅ごとに三者協議というカタチで住民の方と役所の方と除染する事業者とですね。2,3時間議論すると。結構手間を掛けてやろうというふうになっている。というふうに聞いております。


ただこれ全ての自治体でやっているわけではなくって、今日も話しが出ていましたが、全てやる力量があるかどうか分からんと聞いています。そういう意味で福島市はある意味で一つのモデルを示しているのかも知れませんけども。こういったものが県民の中で情報どの程度 広がるのかどうかと。、うことも一つあるのかなと 


 58:58
 (今後の課題)

ここから4つめのですね、最後のポイントとして今後の課題ということでいうことで挙げたいと思うんですが。

一つの観点はリスクそのもののコミュニケーション。いうことですね。一寸これは分かり難い話しになっているんですけども。 さっきほど福島市の除染についても相当進んできていて、除染についてはですね、相当理解がされているという話しを聞いています。

ただ除染をしたからと言って完全に放射性物質が無くなるわけでなないので。残った物について じゃーどう考えるのか?これはまあ先ほどもちょっと話をしましたが、減らすことについては皆さん理解されると思うんですけど。じゃーどの程度減らせばいいのか?ということについてですね。の理解というのはこれから、やっていかなくちゃいけないんじゃないかなーと。

そういう意味でリスクそのもののコミュニケーション。これこそリスクコミュニケーションになる処ですけど。これについてはまだまだかなり大きいいうふうな気がしています。

これが一つですね。それからもう一つは健康影響、がもちろんリスクとしては大きい話しなんですが。それと同時に社会的な影響。先ほども一寸話しを少ししたんですけども。これを含めたコミュニケーションもやっていかなくちゃいけなんじゃないか、という気がしています。健康の問題だけで話す進むわけではない、ということですね。

既にもう本当に健康影響出ているかどうか分からない部分がありますが、明らかなのは社会影響出ていると。いうことですね。


 (富岡町のこと)

それをどうするのか?と。たまたま別の取り組みでですね、富岡町で避難をされている方を対象に、コミュニケーションのようなものをですね やるということにちょっと関わらせて頂く機会が最近出来ました。1:01:15 

で実は先週の日曜日なですけども富岡の方 いま郡山に避難されているので、そこに集まっておられる方の中で特にお子さんをもってらっしゃるお母さんとかお父さんですね。比較的若い方に集まっていただいて。この放射線のリスクの問題にまつわる不安とか悩みは何ですか?という問いかけをしました。

それを紙に書いてもらってですね、こういったような整理をする。kj法と言われている方法を使って、そういうことを書いてもらいました。

まだ先週の日曜日に一回目をやったばかりなので。これからどうなるかちょっと分からないんですけれども。ちょっと字が小さくって恐縮なですが。上の方には放射線の情報への不安、とか不信感。郡山も決して低いレベルとは言えない部分になりますので、避難して来ているここの場所はどうなんだろうか?とかですね。まだまだ福島市に比べてると、郡山はまだ始まったばっかりの除染の状況ですので。そういったことについてもちろん、話しがでて来ています。

ただ同時にですね県内で暮らすという選択をされている方々なんですが、本当にそれが好いのかどうか。とかですね。あるいは子どもへの影響はどうなのかということも同時にでて来ていると。

健康の問題、放射線そのものの影響もそうなんですが、それをケアするためにですね、子どもにもストレスを抱えていると。同時に保護者の方もストレス抱えてると。そういうようなですね、こちらの話しもでて来ていますし。

富岡の方は避難をされていますので、これから戻れるのかどうか?とかですね。お母さんは郡山に避難しているけどもお父さんはいわきに居て(家族別居状態で)原発で働いているとかですね。けっこう本当に複雑な状況が在って。

そういうこともここら辺にでて来ているんですね。で、これは実は環境省が、コミュニケーションをやるべきと、一応考えていてですね。それの一つのモデルとして今県内三ヶ所やっているんです。その内の一つの取り組みとしてやっています。なのである意味、健康のリスクだけをやればいいっていうふうにちょっと考えている処が、環境省もんだいもあるんですけれどもそれは 一つに絞り過ぎだと思って今回こういうカタチでやっています。

もちろん健康のリスクは大事なですけれども、同時に社会的な影響に関する事についてもコミュニケーションすべきではないかなというふうに思っています。これは今後又 動いていくと思いますので、機会があればご紹介をしたいと。

これは今野先生を通してになるかも知れませんが。ということですね。


 (安全性に関する議論の社会化)

それから三つ目なんですけれども ちょっとタイトルこれで好いかどうか?迷っている処あるんですけが、安全性に関する議論の社会化と、いうことを挙げてみました。ここに三つ、あげているんですけれども。結構前はですね。安全・安心これはほんとうにも今よく使われる言葉なんですが。

(安全安心1.0)
安全も安心も専門家だったり行政が判断して決めればいいと。市民の人達は行政が安心だと言っているんだったら、あるいは専門家が安心だって言っているんだったらそれを受け入れましょう。いうようなことが割と昔あったと思います 05:45

(安全安心2.0)
最近少し変わって来てですね、安全というのは専門家だったり行政の人が、立場でですね判断すると。そいった安全の判断を受けて、安心するかどうかは市民の問題だと。いうことですね。少しこの当たりは変わって来たかなというふうに感じています。
(安全安心3.0)
割と特にですね今回事故起きる前はこんな立場というか、この理解が割と多かったかなという気はするんですけども。最近ちょっと少し変わって来てることころがあってですね、安全、これはちょっと専門的なことだから、専門家あるいは行政が判断するということんですが、そこにも市民が関わるべきではないか。というようなですね議論が最近出て来ています。


これは私が関わっている学会なんかではですね、こういう話しがでて来ているようになって。ただ単にその安全は専門、安心は一般にみたいにですね、そういう分け方じゃなくっって来ている

できるかどうか分かりませんけれども、こういうふうなカタチで市民も安全の判断に関わるということがあるんじゃないかなーと。というふな話しになっているんですね。

ちょっと細かい話しになるんですけれども、化学物質の汚染の世界ではですね、安全の判断の目安というのがありまして。ちょっと細かい数字なですけれども、ある物質に影響を受けることによって、10万人に1人が死亡すると。いうのが一つの目安になっています。それはある意味安全の判断基準。ですね。


ただこの10万人に1人っていうのは科学的か?って言われるとこれに対して「そうだ」と正面切って言える専門家たぶん居ないと思います。私もこの点につては昔から拘っていて色々調べたですけどもハッキリした根拠無いんですね。一つの根拠として自然災害でだいたいそれぐらいの人が亡くなっているとかですね。あるいは他の国でだいたいそれぐらいのレベルだと、いうぐらいの話しはあるんですが。

専門的にこうだという根拠無いんですね。そういう意味でもちろん専門家あるいは行政の判断大事だと思いますが市民もそこに関わって、どれぐらいだったら安全なのか?ということについて議論するっていうこともあるんじゃないかと。という話しが段々でて来ているということですね。


 (本宮市でのワークショップ)

まあそれとちょっと関係あるかどうか分かりませんが、以前本宮市にいってこんなようなワークショップをですね、農家の方々とやってもらって。安全に関しての議論をやってたわけではないんですけども。さきほどと同じようなカタチでこんな図を作ったりしてですね。実際に農業やっていらっしゃる方々がどう考えるのか?ということをベースにこれから考えて行くということもあっていいんじゃないかという気がしています

 (地域レベルの総合的な計画と連携

それから最後ですが、これを課題として挙げたいと思います。放射線のリスクの問題が今日のテーマで、私の凄く重要なことだということで活動して来ている訳ですが。それと同時にこれから地域としてどうやっていくのか?と計画と連携を考えないといけないではないか?ということです。

先ほども申し上げたように、除染をすることは凄く重要でこれからも進んでいくと思いますが、ただ除染で全てが無くなる訳ではないので、その後のリスク管理をどうするのか?と。でこれ非常に難しいことですけれども。全てを除染するということになるかかどうか?まだまだ不透明なかで、今後の見通しをどの時点で判断して、それを基に都市とか地域の計画どいうふう考えて行くのか。いうことがこれから考えないといといけないのかなーというふうに思っています。


この点については福島市の様に居住をしながら、考えるという地域もあれば避難をしていて、これが戻るか戻らないか。そういった立場にある地域もあるので。一概に言えないのですが。

その当たりのですね、判断をいつの時点でどういうふにやっていくのか?非常に難しい課題になるかなというように。

その中で除染のため、あるいは他の計画をすることでもですね。けっしてただでは出来ませんので。そういった費用の問題とあるいは効果の問題も含めて考えていかないといけないのかなーと。

そういうことを議論するための場とかですね。プロセスとかですね。これも本当に難しい話しなんですけども。そういうことも考えながら、ただ単位除染すればいいというふうにちょっと国の方では考えちゃっている節があるんですけども。

同時に地域としてどうするのかということを考えて行かないと、除染をしたあとのその地域の(原発事故後の)イメージというものがなかなかつかみにくくなっちゃうのではないかという気がしています。

以上ちょっと一部整理が出来てなくって大変申し訳ないのですが私の話はこれで終わらせていただきます。どうもありがとうございました 1:12:29


 会場 ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち 

 2013年2月7日